唐突に、「宇宙人の宿題」という言葉が意識の底からあがってきた。 なんだっけ、なんか聞き覚えが…と周辺を探ってみる。検索すればすむのかもしれないけれど、あれかしらこれかしらと手探りするのも楽しい。 どうも子どもの頃読んだ本っぽいな、というところまでたどり着いたので、検索してみた。すると、作者:小松左京だと?知らなかった、児童文学も書いていらしたとは。 小松左京と言えば、「霧が晴れた時」面白かったなあ。また読もうかなあ、と本棚を探してみた。見つからない。確かにあったはずなのに、探すと見つからない物、一体どこに行っているのだろう。 例えば本棚の中の本達が、するっとどこか別の本棚に旅をして、気付かれな…