〈偶戯を巡る〉は、人形遣い・人形美術家の長井望美と戯曲作家・演出家の藤原佳奈が、人形芸能のルーツを辿り、取材とその報告、試演実践を重ねながらそれぞれの上演へ歩みを進める場として立ち上げました。 以下は、〈偶戯を巡る〉第一回目の試みとして人形操りのルーツと言われる東北の民間信仰オシラサマを取材した7日間の記録ノートです。週一回月曜更新予定です。 オシラサマを辿る東北取材ノート〈4日目〉 2024年 6月26日(水)取材Day4. 岩手県盛岡市~青森県八戸市~十和田 記:藤原佳奈 共同井戸の大慈清水 4日目の朝、長井さんとの待ち合わせ時間まで宿泊している鉈屋町をぷらぷら散歩。今でも使われている現役…