『ひとつの生涯には多くの日々が含まれている。そしてひとりの人間にも幾人ものちがった人間がいる。ロマン・ロラン『ベートーベンの生涯』(岩波書店)』 世の中には、本当に多種多様な人たちがいますね。 でも、このフレーズには、その人が主役の人生にスポットライトを当てるような流れを感じます。 人間の一生は、自叙伝のまとめる人もいますが、それは、ほんの一部分に過ぎません。 日常の記録や感情の動きまで書き出せば、どれほどのボリュームになるのでしょうね。 それほどの多くの日々、時間を過ごしているのが人間です。 また、「あの人は変わらないね」などの評価は、外見や声のトーンなどに対する、ほんの一部分の評価に過ぎま…