『成人集団におけるCTスキャンによる頸部表面解剖の再評価』 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 頸部の解剖学的ランドマークを、108の頸部CTスキャンデータで調査。甲状軟骨平面(甲状軟骨の上端を通る水平線)は、通常はC5(男性)/C4(女性)の頚椎レベルを通過する。 頸動脈は殆どの場合、両側とも甲状軟骨平面より10mm以上上のC3(左)またはC4(右)で分岐していた。上甲状腺動脈は甲状軟骨面より指の幅分ほど下にあり、下甲状腺動脈はC7平面(C7の前縁の中点を通る水平線)にあった。 輪状軟骨の下端は、殆どの場合C7(男性)/C6(女性)にあった。椎骨動脈はデータの80%以上でC6の横…