百人一首第48番目の歌の作者は源重之みなもとのしげゆきです。 この人も三十六歌仙の一人でした。 今回は源重之について紹介します。 源重之とは 生年940年頃、没年は1000年頃。 平安中期の人です。 清和天皇の曾孫。いわゆる清和源氏につらなる人ですね。 相模権守さがみのごんのかみ、肥後守、筑前守などの地方官を歴任しました。 また旅をすることの多い人だったようです。 藤原実方に随行して陸奥に行き、そこで亡くなりました。 百人一首に選ばれている歌は、自然の風景を用いて自分の心情を表す試みをしているもの。 旅人として、どこかの海岸で目にした風景を思いながら歌ったものでしょうか。 風の強い海岸に立つ歌…