最近読んだ本の巻末で興味を持った本を読んでいる。 2冊あって両方とも青蛙房さんの本。 今日はそのうち一冊から。 引札絵ビラ風俗史 (青蛙選書) タイトルに惹かれた通り、頭から30ページでもう楽しい。 「引札」とは今でいうチラシ(配る広告)、「繪(絵)ビラ」とは貼り紙、ポスター(貼る広告)のこと。 この本にはその呼び名に定まるまでのこと、広告を兼ねた宣伝・販促方法の時代的な広がりや変遷について書かれている。暮らしの中にある広告の話なので、江戸明治大正だけでも商売全般に繋がって幅広い。 この本の中では江戸・明治の広告媒体の話がでてくる。 刷りものなら錦絵や暦、見立番付、双六や景品、書籍巻末の広告。…