看取りのための心の準備と物質的な準備 倒れて緊急入院、だが四六時中ナツのことが頭から離れない。あのひとりきりのゲージの中で命を落とすようなことがあったら、と考えるだけで胸をかきむしられる。 発作時の座薬とてんかん予防をふくめた鎮静の経口薬をしっかりもらって自宅へ連れて帰り、点滴は通院で処置してもらうことにした。 介護用のシリンジや、口腔内の洗浄用に綿花、排泄用の幅広のシートなど気持ちの準備と必要なものの準備を整える。 専門家の助けとサポート体制 連れて帰って翌日、目をパッチリ開けた後、起きようとする動作が見られた。だらんとしていた首に力が入り頭を持ち上げすごい回復力をみせた。一気に気持ちが弾ん…