第20回「帰ってきた義経」を視聴した。 庇護者だった藤原秀衡を頼って平泉に逃げて来た義経が、息子の藤原泰衡に裏切られて討たれてしまうということは、歴史音痴の私でも知っている。 また心の痛む回になるのだろうと覚悟していたけれど、義経が義時とともに最後の夜を迎えたことで、奇妙な救いを感じる終わり方だった。 文治元年(1185年)に都を追われた義経は、文治三年(1187年)二月、家族と家来を連れて、平泉の藤原秀衡の元に身を寄せるけれども、その年のうちに秀衡は亡くなってしまう。 文治五年(1189年)閏四月、義時は、善児(梶原景時の暗殺担当の下人)を連れて、平泉に向かう。 頼朝が義時に与えた指示は、藤…