古い話で申し訳ないが、今(2025年)を遡ること34年前の1991年の菊花賞の話をしたい。本当なら、皐月賞とダービーを勝ったトウカイテイオーが主役となるはずだったが、怪我で不在というレースだった。1番人気は阪神3歳Sの覇者で、NHK杯を制し(ダービーは回避)、京都新聞杯でナイスネイチャの2着となったイブキマイカグラ。この菊花賞も惜しくも2着であった。このイブキマイカグラは、G1タイトルは阪神3歳Sの1鞍に終わり、遂にクラシックタイトルを手にすることはできなかったが、豪快な追い込みで華のある人気馬だった。2番人気はそのイブキマイカグラを前哨戦の京都新聞杯で破ったナイスネイチャ。ナイスネイチャはこ…