終わりよければすべてよし、と言いますが、この人も頭が痛いでしょうね。任期満了間近、親分のところへも挨拶に行った、実際どう評価されているかはともかく、貢献を称える言葉をもらった、オミクロン感染がじわりと増えてきた、春節、五輪を控えてセンシティブなタイミングになってきた、そこへどかーんと自分の身内から爆弾が投げ込まれたようなものです。 そして香港は、なんだかんだと言っても大陸とは異なる透明性があるのです。政府が納税者に対して安全維持のための規制によって各種の不便を強いる一方で、身内からそのルールに従わないものが出てくるといったあってはならない(実際には、バレてはいけない)事件が発生し、それが公然と…