東京都足立区千住2丁目の金蔵寺(訪問日:2023年8月16日)正門門の手前に当寺院の解説板が設けられています。 解説板 金蔵寺 当寺は真言宗豊山派で、氷川山地蔵院(または閻魔院ともいう)と号す。本尊は閻魔大王で、建武二年(一三三五)三月の創建という。 金蔵寺の門を入ると左側にニメートルほどの無縁塔がある。これは天保八年(一八三七)に起った大飢鐘の餓死者の供養塔で、千住二丁目の名主永野長右衛門が世話人となり、天保九年(一八三八)に建てたものである。 碑文によれば「……飢えて下民に食なし……この地に死せる者八百二十八人……三百七十人を金蔵寺に葬り……」とある。 その塔と並んで建つ別の供養塔は、千住…