www.youtube.com 生きることとは死に向かって歩いていくことだ、と言わんばかりの荒涼とした旅路をいく、老人と少女と、遺体の入った棺のロードムービー。 老人と少女・ハリメの関係すら最初は良く分からなかったほど二人には会話がなく、説明的な描写もない。 映画がはじまってすぐ、車中で船をこぐハリメの体が老人の側へと傾くが、老人はハリメの体を支えるでもなく距離を取り、二人の間にリュックを置く。全く情がないわけでもないのだろうが、決して理想化も美化もされない。 ハリメは祖父がなくては生きていけないが、自分を省みず過酷な道へ帯同させる祖父に少なからず批判的で、嫌がらせか、或いはこの旅を諦めさせる…