ドラマ1周目の頃に頭が煮詰まった勢いで書き留めていたものです。この時点で原作も読了していたので混ざっているかも。 薛洋、凄まじいやり方で暁星塵を踏みにじるけれど、最期の飴にも表れているように3年間ずっと復讐心だけで過ごしていたとは思えない。「正義を自負し高潔を気取る」彼を陥れ、同じところに堕ちてくるのを待つことに喜びを感じると同時に、嘘で塗り固めた自分であっても彼と笑い合える時間は幸せだったんじゃないか。心の奥底では(自覚なんてないかもしれないけれど)嘘じゃない自分でこんなふうに幸せを享受したかったと願い、嘘によって生み出された甘やかな時間を僅かでも楽しんでいる自分のことを強烈に否定していそう…