コロナ禍に伴う東南アジアでの生産停滞や、世界的なコンテナ不足の影響が、国内の小売りや外食に広がってきました。 国内で影響が大きいのが鶏肉で、特に唐揚げなど業務用に需要が多いタイ産に不足感が強く、セブンイレブン・ジャパンでは、9月上旬から、唐揚げ棒の販売を北海道や東北地方の店舗で中止しています。 調達先のタイで鶏肉工場の稼働率が低下し、原料の調達に支障が出たためです。 外食でも影響が出始めました。 都内の焼き鳥店では、10月から看板メニューの鶏皮串を一人一本に制限しました。 主力のタイ産の供給量が減ったところに、緊急事態宣言の解除に伴う客増が重なり、需給のバランスが崩れました。 タイ産の鶏肉は、…