「朝日文左衛門の食卓」(大下武 著) ウォーキング中に立ち寄った書店で見かけて、面白そうだったので購入した本。 朝日文左衛門重章という人は、江戸時代の尾張藩士で、元禄4年(1691年)から『鸚鵡籠中記』(おうむろうちゅうき)という日記を書き始めたのだという。 若い頃から晩年に至るまで、酒好きの食道楽で、芝居好き、釣りなどのアウトドアな娯楽も大好きという人物だったようだ。 ウィキペディアによると、日記が書かれた期間は26年8ヶ月、日数8,863、冊数37、字数200万と、たいへんな分量で、元禄時代の武士の生活を知る上で極めて貴重な資料だったという。 朝日文左衛門の死後、『鸚鵡籠中記』は丁寧に全文…