地獄への潜入 作者:タリア・ラヴィン,道本美穂 柏書房 Amazon 何か月ものあいだ、私の心は地獄に向かっていたが、それはすべて白人至上主義や彼らの文化、その動機を書き記すためだった。そうすることで、彼らから力を奪うことができるからだ。彼らが暗闇のなかで組織的に活動する力を奪い、彼ら自身が望む恐ろしい悪魔となって活動する力を奪うことができる。彼らの髪の毛をつかんで明るいところに引きずり出し、悲鳴を上げさせることができる。私が本書を書いた目的はそこにある。……本書は、私の一種の報復であり、完全とは言いがたいながらも、近年のレイシズムの動向を明らかにした本である。憎悪というものが、それを目にした…