先日、NHKの「クローズアップ現代」に於いてルパート・サンダース監督の「ゴースト・イン・ザ・シェル」がホワイトウォッシングではないかと批判を受けたと紹介されていた。しかし、私はあれがホワイトウォッシングであるとは思わない。確かに、映画の前半は少佐(メイジャー)やバトーを白人俳優が演じており、アジア系のトグサに対してバトーが差別的な台詞を言う場面もあった。しかし、後半では義体化以前の少佐(メイジャー)が実はアジア系であったことが判明する。義体化以前の少佐(草薙素子)は日本人の山本花織が演じており、素子の母親(草薙ハイリ)も日本人の桃井かおりが演じている。そして、映画のラストは草薙素子と草薙ハイリ…