放っておくとひたすら難解な方向に驀進して作品を作り上げてしまうため、脚本は別人あるいは監督は別人、といった方向で作られた映画のほうが、いわゆる「面白い」作品に仕上がる傾向あり。
しかし、監督が暴走した作品もまた非常に魅力的で熱狂的ファンは少なくない。原作のある作品では原作者と揉めてしまうことも多い。押井が師匠鳥海とケンカしながら作り上げた「ダロス」は世界初のオリジナルヴィデオアニメとして有名。
また、宮崎駿の推薦によりルパン三世の劇場版作品を担当する予定であったが、東京ムービー上層部からの理解が得られず、降板させられている。(詳しくは → ルパン三世バビロンの黄金伝説 を参照)
ちなみに外見が野良犬に似ており、自身を犬に例えること多し。自身が手がける映画の要所要所に犬を配することは多くのファンの知るところであり、愛犬家としてのエッセイ集もある。映画評でもわんこ談義は暴走する。
タイムボカン・シリーズ悪役三人組のコックピットに仕掛けられた「オシイ星人」は、当時タツノコ・プロで活躍していた押井守にちなむ楽屋ネタ。正義の主人公たちに負けそうになる直前に起動。「惜しい惜しい惜しい惜しいなあ〜もうちょっと〜」と歌う。ヤッターマンで二回、ゼンダマンで一回 演出を担当しており、その先輩方からは「押井君のギャグは面白いねー」と言われはしたそうである。
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