この「石見地方と柿本人麻呂」シリーズは、少し間が開いてしまいました。 「石見地方(いわみちほう)」の「石見」とは、島根県西部地方の呼び方です。当時は「石見の国」と呼ばれていたのでしょう。 「柿本人麻呂」とは、「飛鳥時代の歌人であり、宮廷詩人。そして、「万葉集」に収められているなかでの最大歌人」と言われています。 その「柿本人麻呂」が、詠んだ歌で「石見相聞歌」など「石見」の名を使ったものが沢山あります。 そして、次の歌から「終焉の地」が、どこかということに繋がっていきます。 この歌は、「鴨山の岩を枕に 横たわり死のううとしている私を 何も知らずに妻は待ち続けているだろう」というような意味だそうで…