こんな人がいるんだと思った。著者の龍岡歩さんのことである。サッカーのプレー経験はないのに、1993年に幕を開けたJリーグにハマって、テレビ観戦はもちろん、海外の試合まで見に行って、今やJFLを目指すチームの「戦術分析官」。そのチームのおこしやす京都ACは天皇杯でJ1広島を5-1で破って話題になる。 当方、30過ぎまで東京都リーグの底辺でサッカーをやっていて、50歳あたりからランニングが日常化するまでは、たまにボールを蹴っていた程度。昔はサッカー本をよく読み情報も集めていたが、いつしか縁遠くなりこの人の存在はまったく知らなかった。天皇杯でおこしやすが広島に勝ったことは新聞で知っていた。しかし一発…