元禄2年10月上旬。夜、成瀬吉兵衛子又平次はよそで酒を振る舞われた。気持ちよく酔って帰ってきて衣桁の服を取ろうとした。すると中から召仕の若党が切りつけてきた。それうまくかわして素早く討ちとめる。又平次の額も少し傷を負う。