元禄7年1月24日。晴れてはいるが風が吹く。近頃、疱瘡がひどく流行っていた。時おりたくさんの死者が出ていた。今の藩主五郎太様の病状は軽くて済んだ。津守様(松平義行)の奥様もかかられた。竹腰筑後守の症状はかなる重かった。