元禄14年4月24日。内寄合(奉行の会議)がいつもの通り行われる。後藤弥次右衛門は病気のため現れなかった。一昨日の22日、城において大曽根の道具の改が行われた。この時から急に弥次右衛門は家を出なくなったと。
元禄14年4月22日。田頭文助が自殺する。兄權平が道中で死んだのを聞いて、今後伯父九左衛門に面倒を見てもらのは難儀だと思い、自殺したと。