元禄16年8月10日。辰(午前7時)過ぎから文左衛門は源右・段之右・善兵・義兵・三郎右と長良村へ見廻りに出かける。面々弁当を持参し、百姓には知らせずに行く。未半(午後2時)過ぎに帰る。近頃、伊勢町の諸士の借家で大きな鉤に鳩の油いためを刺し、小坊主を吊って叩き殺す。4尺(1尺は約30センチ)の猫だったと。詳しくはわからず。