元禄17年1月27日。申(午後3時)前、相原源蔵の物置が残らず焼失する。実は隠居屋であった。水風呂から火が出ると。小麦右の指示で源蔵は遠慮、引込となる。亥半(午後10時)過ぎ、惣河戸に積み置いた葦から火が出る。文左衛門は頭のところへ出かけ、そこから鉄門へ行き、彦兵に会、しばらくそこにいる。子(午後11時)過ぎ、帰りざまに行って見ると、足はまだ燃えているようだった。新右衛門の仕事でよし(葭)100両ほどかと。乞人がよしの間で寝起きし、煙草の火から燃え移ったと。