宝永1年10月19日。岩村の今井八郎兵衛の子今井頼母は勝一郎に預けられていたが、先月11日に15歳で死ぬ。この夜、坂下禅隆寺で葬る。
宝永1年9月11日。大光院逸堂が万松寺の住職となり、善篤寺は大光院の住職となる。この逸堂は金銀に手を触れることはせず、無欲な堅物であった。慈悲礼儀深く、かつてお褒めにあった坊主であると。