宝永1年9月14日。申(午後3時)頃、星野七右衛門宅で代官奥田彦九郎は役を解かれ、小普請となる。手代、内詰まで残らず扶持を召し上げられる。仰せ渡しには彦九郎は鳴海女のことで不始末があり、役をおろそかにしたと云々。彦九郎はこの役を19年務めていた。近頃、鳴海の女を残らずそれぞれいたところへ元のように返される。庄屋金右衛門は牢に入る。