宝永2年閏4月23日。熱田神宮寺内不動院、愛染院が色衣着用を許される。これは護持院からの免許による。この日仰せ渡される。礼は官僧(官位を授けられた僧侶)の次、平僧の上へ。 以前から佐分伊左衛門出雲守様用人は不埒な行いが数々ある。高屋善之丞稲姫様用達は昨年の切米を売り、その金を使ってしまい江戸へは遣わさず。今度のことに限らず、金子に関する不埒が多いと。谷水也が何とかうまく収めようと取り持つがうまくいかず。