宝永3年3月4日。性高院三品前羽林中郎将憲瑩玄伯公の法事が行われる。大雄山正覚寺性高院で仰せ付けられる。寺社奉行が出かけ、名代はなし。白銀50枚を法事料として下される。上人は13人、方丈ども出僧は40人。薩摩様衆の子孫は自由に参詣してよいと云々。金1分ずつ出し、拝礼を行う。ただし、前々の引付(記録)に香典を差し上げたとある。なしともある。隼人正組時地奉行鈴木仁左衛門に勤労と銀3枚が下される。杉浦数右衛門近頃中風になっており、急いで日頃から鉄砲をよく打つということで黄金1枚を給う。やがて数右衛門は死んでしまう。