宝永5年12月4日。諸士の中間及び町中でばくち打ちが預けられる。9日のところに誰の召仕ということは記す。佐枝尚庵の六尺(下僕や駕籠かき)彦助という者を尚庵に預けたところ、取り逃がしてしまった。しかし、町中手配し、桜の町通り大津町のあたりで捕まえて連れて来た。高木玄信の六尺は調べの前に逐電した。玄仙という医者の六尺も呼びにやったが、先月暇を出していたので玄仙のことは片付く。