正徳2年12月29日。夕暮れ頃、馬場一学の草履取が酔っ払い、衣服を脱いで庭の釜の段に置いて部屋に入る。槍持ちがこの衣服を持って部屋へ行くと、草履取りが闇から急に槍持ちの頭を少し切り、そのまま裸で逃げ去る。 この秋から三笠付(みかさづけ)ということが大流行する。三句付21文・四句付64文・五区付125文。二の勝三つ越・六句付250。二勝四つこす・七句付500、二の勝五つこす・十句付、一句付共に1貫200。一句点あれば則一勝とる。外れても二の勝はこす。弐句付2貫500。例一句付に同じ・惣付25貫。一勝三、二の勝100はこす。玉置豊三郎は行いがよくないとの願いにより、御預けを言いつけられる。近江領の…