人を騙すための作り話。能舞台で行なわれる「狂言」と区別するために、「自作自演の犯行」という報道をされることもある。
(1)日本の伝統芸能のひとつ。室町時代に成立した。能狂言。 能と同じく猿楽から発展した芸能で、滑稽さを重視して発展した。 独立して演じられる本狂言と、能の曲中に演じられる間狂言がある。 現在、和泉流と大蔵流の2流派が現存。過去には鷺流と呼ばれる流派もあったが、明治時代に断絶した。 主役をシテ(オモ)、相手役をアドと言う。
なお、明治以後は能と狂言を合わせて「能楽」と呼ばれることがある。
(2)歌舞伎の演目のこと。歌舞伎作者は「狂言作者」と呼ばれる。
能楽、和泉流、大蔵流、太郎冠者、狂言回し
◆5月3日(月祝)夕方 岡崎城二の丸能楽堂 <五万石藤まつり薪能> 能「熊坂」アイ 鹿島俊裕 (藤まつり中止により、公演中止の可能性あり) ◆5月12日(水)12:30~ 東海市芸術劇場交流広場 <交流パフォーマンス> 解説と実演(観覧無料) ◆5月16日(日)13:00~ 名古屋能楽堂 <五月定例公演> 狂言「磁石」シテ 井上松次郎、アド 鹿島俊裕、大橋則夫 能「千手」 ◆5月18日(火)18:30~ 電気文化会館コンサートホール <身勝手な男に翻弄させられる女たち> オペラ「蝶々夫人」 狂言「鈍太郎」シテ 佐藤友彦、アド 今枝郁雄、鹿島俊裕 リンク
10年くらい前まで私にとってロックは欠かすことのできないものであった 。それが、 人間関係のトラブルにより音楽から遠ざかるようになる。 それから数年の間は、ステージや舞台上の人に魅了されることはあまりなかったように思う。 能楽との出会いは、そんな時にテレビを観て起きる。 それは、映画『のぼうの城』 当時、私はテレビはあまり観る方がではなかったが、 この映画の評判は以前友人から聞いていたのでゆっくり鑑賞することにした。 期待通りの面白さで楽しんで観ていた時、静かな衝撃を受ける。それは、成田長親ことのぼう役の野村萬斎さんが、 二万人の豊臣軍に対したった500人の軍で対決する場面。のぼうの軍は豊臣軍…
宝生能楽堂で、第7回立合狂言会を鑑賞してきた。 「立合狂言会」と銘打ち、狂言の流派や家の垣根を超えて、次代を担う若手と中堅の狂言師が集い、研鑽を積む公演を始め、今回で七回目となりました。それぞれの家の狂言を演じ合うことで、より一層の芸の向上はもちろんですが、今後の狂言界の交流や発展の試金石になればと期待しての企画です。 act-jt.jp 立合狂言会、めっちゃ楽しかった!すごい。 狂言だけの舞台を観たことがないのだけど、きっと愉快で軽やかになるだろうなぁと期待して行った。 いやはや、もうそれ以上! 狂言✖️ソーシャルディスタンスって、また時事的なサブタイトルだなぁと思っていたら、観てみるとわか…
桃子ちゃん (私の事)…… 何か仕事有りませんか? 先週、知り合いの納棺師にそう言われた 幾らコロナ騒動でも、納棺師の仕事は無くならない。 葬儀社が、自社社員に普通の納棺をやらせたとしても、専業納棺師の施行の数にはそれ程影響は無い 自社に納棺師を持っている葬儀社は多くは無いし、持たない小さな葬儀社は数多ある 人は事象に関係なくポンポン死んで 死んだら納棺師が必要になるからね で………… このおば様納棺師には昔世話になったから、遺族の前に出ない納棺施行を10件程発注し、任せた。 凄く良いおば様なんだけど 超アットホーム的な暖かい人過ぎ…… 何か、駄々っ子の服を着せ替えをやって居る様に見えて、後で…
◆4月7日(水)12:30~ 東海市芸術劇場交流広場 <交流パフォーマンス> 解説と実演(観覧無料)
◆3月4日(木)12:30~ 東海市芸術劇場交流広場 <交流パフォーマンス> 解説と実演(観覧無料) ◆3月6日(土)14:00~ 名古屋能楽堂 <三月定例公演> 狂言「伊文字」シテ 佐藤友彦、アド 松田髙義、野村又三郎、井上蒼大 能「養老」オモアイ 井上松次郎、アドアイ 鹿島俊裕、今枝郁雄、大橋則夫 ◆3月13日(土)13:00~ 豊田市能楽堂 <小中学生のための能・狂言鑑賞会> 狂言「梟山伏」シテ 今枝郁雄、アド 佐藤友彦、鹿島俊裕 能「船弁慶」アイ 井上松次郎 ◆3月18日(木)19:00~ 短歌会館 <狂言志やう> 狂言の見方や解説、実演、体験 入場料1000円(当日支払い)予約不要、…
大学生のころに歌舞伎にはまったのをきっかけに、それまであまり興味がなかった古典芸能について色々調べてみたり鑑賞するようになって、早20年以上。 自分ではそれなりに色々な楽しむポイントを心得ているので飽きがこないわけですが、かつての私同様あまり興味のない方や、これから見てみようと考えている方にとっては、やはり色々と敷居が高く感じることも多いことと思います。 そんな方に向けてこのブログでは、古典芸能の楽しむためのコツをご紹介していこうと考えています。 そして1回目の記事となる今回、古典芸能の鑑賞においてもっとも重要なことを一つお伝えしておきましょう。 それは、 古典芸能はネタバレしてもOK! とい…
しばらく滞っていた鑑賞記録を遡って書いていきます。 ・・・ 横浜能楽堂でお能を観た話。 こちらの記事でも書きましたが、龍子記念館で観た小鍛冶の作品がとてもよかったので、また観たいな〜と呟いたら、なんと友だちがお世話してくれて、横浜能楽堂で観られることになりました。 origin.prtimes.jp 願ったり叶ったり。 観世→喜多→金剛と、流派を変えて観られるのもうれしいし、初めての2階席で観るのもとても楽しみにしていました。ハイライトを上からみる格好でもあり、贅沢です。 小鍛冶を観るのは3回目。最初の出会い方がよかったから、好きになったのかも。 hitotobi.hatenadiary.jp…
コロナで不安がありつつも、能楽鑑賞の予約を昨年していたのだがその日が迫ってきた。
◆2月21日(日)10:00~15:30 あま市美和文化会館 <ブラアイチ in あま> 新作狂言「冥加さらえ」シテ 鹿島俊裕、アド 井上松次郎、佐藤友彦、佐藤融 狂言「水掛聟」シテ 佐藤友彦、アド 今枝郁雄、大橋則夫 他 トークショー、まち歩き リンク ◆2月23日(火祝)14:00~ 宝生能楽堂 <立合狂言会> 狂言「樋の酒」シテ 茂山茂、アド 島田洋海、鈴木実 小舞「御田」善竹大二郎 小舞「田植」奥津健太郎 狂言「寝音曲」シテ 鹿島俊裕、アド 佐藤融 小舞「道明寺」大藏基誠 小舞「八島」野村万之丞 小舞「鵜飼」茂山忠三郎 狂言「伯母ヶ酒」シテ 山本則孝、アド 若松隆 手向け「祐善」 リン…
読んだ記事①「イスラエル屋外でマスク着用不要」 news.tbs.co.jp イスラエル、感染者激減 イスラエルで感染者が激減している。 よって、イスラエル政府は18日、去年4月から義務付けていた屋外でのマスク着用義 務を1年ぶりに解除した。 今年1月には1日の新規感染者が1万人以上いた日もありましたが、今月に入って10 0人を下回る日もあり、保健省は「ワクチン接種の結果、感染がおさえられている」と 判断した。 イスラエルでは全人口の半数以上にあたる、500万人がワクチンの2回目の接種を終えている。 日本でも人口の半数以上のワクチン接種を終えると、普通の日常に戻るのだろか。海外 に行ける日が来…
4/18 日曜日の初耳学~ 「うっせぇわ」でおなじみ謎のシンガー・「Ado」 うっせぇわのMV&ストリーミング再生数は、すでに1億回を超えている。 インタビュアは林修。 Adoさんのことを日本音楽界のバンクシーだと語る。 Adoは、高校を卒業したばかりの18歳。 芸名は、狂言から名づけたようだ。 Adoは小学生のときにボーカロイドを知り、それから自宅のクローゼットでレコーディングを開始する。 Adoの父親も音楽好きで、KISSやクイーンなどのファン。 Adoは2020年に「うっせぇわ」でメジャーデビューしたAdo。 「うっせぇわ」の歌い方について語った。 「うっせぇわ」の歌詞ではフレーズごとに…
今月の歌舞伎座の話題はなんといっても仁左衛門と玉三郎の『桜姫東文章』。 www.kabuki-bito.jp チケット取るのも大変だったんだけど(売り切れてしまったので戻り待ち)、劇場での、イヤホンガイドを借りるのに行列、筋書きを買うのに行列、舞台写真を買うのも行列、とコロナ禍では感じたことがなかった熱気があった。 「やばい」「エロい」と多くの人が語彙を失う(笑)例の場面は、確かにいけないものを見てしまった感があり、性別も年齢も超えた芸の力に圧倒される。歌舞伎の様式美の多機能さでもあり、演じる俳優2人の積み重ねてきた経験と力量ゆえでもあり。 ただこの狂言のおもしろさは清玄にあるなあと思う。年月…
今回の振り返り語彙 意味を思い返しながらタップしていきましょう! 英和形式チェックリスト各行、クリック・タップで和訳を表示 2250divert[dɪvˈɚːt](動) (注意など)をそらす、を迂回させる、気を晴らさせる磁場とかの影響をそらす工夫が必要な温泉宿建設 語呂のイメージ 361stun[stˈʌn](動) 頭を打って気絶させる、気を失わさせる、唖然(あぜん)とさせるスターうんとキツイ報道で唖然とさせることも 語呂のイメージ 2443pirate[pάɪ(ə)rət](名) 海賊、剽窃(ひようせつ)者、著作権侵害者、(違法な)海賊放送をする人パ、異例といえる著作権侵害者への対策を打ち出…
相変わらずゴリゴリのネタバレ。 たぶんこれで最後です。
前回に引き続き主観(感想)多めの諸国漫遊記レポ。 ネタの内容がっつりバレしてます。
わたしは平々凡々な雇われ会社員である。 そんなわたしがなぜか同じ会社に勤める牛(動物の牛ではなく、氏名の氏の意味での牛)と一緒にウツボ博物館へ赴くこととなった。 業務でもなんでもなく、プライベートで。 なぜ?わたしも牛もお互い不思議に思いながらもウツボ記念館を目指す。 ウツボ記念館。 それがなんだか知ったこっちゃないが、どうして山の頂上に建てる必要があった。 建てた人間と面談させてほしい。 しかも、この山歩いて上るしかない。 わりと急勾配な上に木々が生い茂っているので車での侵入は不可能である。 また、同中は石畳で整備されているとは言え、前日に降った雨のせいで氾濫しており、石段がなんだか池のよう…
初めまして。 エーミールと申します。こちらでは、季節のこと、生活のこと、気になったこと、思いのままに綴るだけの日記を書こうと思います。何分、こうやって書くことは初めてで(日記や小説など文章を書くことは好きですが)拙文駄文を生むだけかも知れません。 それでも書くことを続けたいと思っている次第です。季節は春を迎えましたが肌寒い日が多いですね。毎日服装で調節するのも大変です。 とはいえ、桜の季節も終わり若々しい青葉を見ると何だか初夏を思わせてくれる今日この頃です。さて、昨日たまたま見ていたテレビで鬼特集をしておりました。 鬼と言えば昨年はとにかく鬼が流行りましたね。その光景は今でも見られます。人は何…
★見てもろておおきに〜まいどおなじみの観劇メモでおます なんと、きょうが今月の観劇の初日 私としてはかなり遅いスタートじゃないかな ★客席で聞こえてくるこえは「私は好きだから命がけできている」との声。劇団はしっかり受け止めて欲しい。お客さんにとってはいわば戦時砲弾の中でのカンゲキなのだ。 ★ 大阪府で新たに918人の感染確認 過去最多 感染者7人が死亡のニュースが入る。まさに、命がけの観劇だ大阪は。 ★劇場スケジュール 5月 たつみ演劇BOX 6月 剣戟はる駒座 ●メンバー 近江春之介 近江大輔 近江明日香 浪花あやめ 柚姫将 ‥‥‥‥‥‥‥ 近江飛龍 笑川美佳 浪花三之介 他 ※ ☆芝居「身…
歌舞伎を実際に観たのはかれこれ半世紀も前のことである。それ以来とんと縁のないままに来てしまった。でもその時のことをなぜか鮮明に覚えていたりもする。 今でも行われているのかどうかわからないが、1970年代には「高校生のための歌舞伎教室」が開かれ、歌舞伎の解説と一幕ものの舞台が国立劇場で行われていた。毎年、7月の夏休みの次期だったと思うが、学校から希望者を募り格安な料金(受講料)で歌舞伎を観ることができた。教育的な見地から国と歌舞伎界が一緒になって行われた催しなんだと思う。ウィキペディアにもこんな記述がある。 戦後の全盛期を迎えた1960年代から1970年代には次々と新しい動きが起こる。特に明治以…
4月10日 【第二回 令和京都博覧会】 京都の文化・芸術の魅力が満載!! 4月5日〜11日まで、祇園甲部歌舞練場敷地内の「八坂倶楽部」で開催されました。 スペシャルゲストとして、 5日・6日は野村萬斎さん、 7日・8日は井上八千代さん、 そして10日・11日は、京都府出身、世界で活躍されているソプラノ歌手の田中彩子さん!! 素晴らしい歌声に感動しました。 八坂倶楽部の2階、堂本印象氏が描かれた松の絵の舞台で、御所人形師の伊東庄五郎さんの進行で、開会。 約2時間、ほんまもんの素晴らしい文化・芸術が、次々に披露され、圧巻でした! ① 立花『松一色』 十二単姿の池坊専好時期お家元と、若手華道男子グル…
日差しは暖かく、風は少し冷たい一日。 風邪をひかないように、まだまだ油断ができません。 以下の会にて、能や舞囃子を打たせていただく予定です。 5月21日17時半 国立能楽堂定例公演 狂言「蝸牛」 於 国立能楽堂 5月30日13時開演 緑泉会例会 能「鶴亀」 於 喜多六平太記念能楽堂 6月15日13時開演 第25回 青翔会 舞囃子「枕慈童」 於 国立能楽堂 6月27日 観世新九郎師社中会 味麻之会 番外囃子「実盛」於 国立能楽堂 お時間のある方はぜひお越し下さい。
いくつか、男色(BL)臭のする能の演目を紹介しましたが、先日参加した若衆研さんの講座で狂言にも男色の香りがする作品を教えてもらったので、紹介します。 稚児を取り合う若衆と老武者が…「老武者」 高貴な身分の稚児がお忍びで藤沢の宿に泊まったところ、稚児に会わせろと若衆(男色大鑑の若衆ではなく、若者という意味)がやってきます。宿の主は断りますが、なし崩し的に宴会をはじめます。そこに老人も稚児と杯を交わしたいとやってきて、若衆と言い争いに。老人は仲間を連れてきて(老武者)、両陣営は乱闘に(色っぽいことにもなりつつ)。最後は稚児のお目付け役が両者をおさめて、稚児はその場を離れます。 閻魔を尻に敷く地蔵「…
片岡仁左衛門の清玄/権助二役と坂東玉三郎の白菊丸/桜姫二役の配役による鶴屋南北『桜姫東文章(さくらひめあずまぶんしょう)』が、人気コンビとして三十六年ぶりに、二〇二一年四月「上の巻」、六月「下の巻」に分れて歌舞伎座で上演され、観劇した人からは「事件」とまで騒がれている。「事件」とまで騒ぐのは、そもそも南北劇を初見なのではないか、と首をかしげもするし、実見した感想、および過去もふくめた劇評をながめると、本演目そのものが「名のみことごとし」である面も否めない。 とはいえ、耳目を集める『桜姫東文章』は現在にふさわしい演目といえる。なぜふさわしいか? 渡辺保『戦後歌舞伎の精神史』の「「桜姫」の神話」は…
2018年に放送開始したTV番組「仮面ライダージオウ」は去る2019年8月に最終回を迎え、それに先駆け同年7月に公開された劇場版は様々な意味で話題になりました。 下山健人氏の脚本によって描かれたジオウのTVシリーズ最終回「2019:アポカリプス」(以下「LAST」と表記)と劇場版「Over Quartzer」(以下「OQ」と表記)は・ソウゴが王を選ばず再び普通の高校生になる/王となり元・普通の高校生になる ・崩壊した世界が新たに創り直される/世界は元に戻る ・ゲイツ達未来人は歴史が変化した結果、ソウゴと同じ時代を生きた友となる/一度消滅後、立場と記憶は変わらぬまま復活するといった大筋の展開以外…