宝永7年閏8月19日。近頃、七里の状箱を中間が3人で夜六郷へ持って行ったところ、刀を差した盗みが5、6人現れて提灯を切り落とし、切り合いとなったが、盗みは逃げ去った。中間も少々傷を負ったが、盗みの方の片腕、髪の曲(髷)が切り落とした。これから紋のついた提灯になった。この後11月頃に2人の中間1人には米5斗、1人は2斗の加増が下された。2人ともに切米は金で払われていたので、願いによりこれも金で払われた。中間には珍しい手柄であったのが、扱ったものがケチであったのでわずかな加増となったか。