正徳1年8月17日。石臼屋清左衛門のところで酒を頂く。空三は90歳で、耳は少し遠くなっているほかはあまり衰えていない。文左衛門は吉歌を書かせて持ち帰る。女房の比丘尼は80歳と云々。主馬殿は昨日から病状が進み、未(午後1時)頃死去する。轟竹隠の他には診察する医者もおらず、看病も右門・平馬などの他にする者はいなかった。そうであるなら刃傷も間違いないことか。