正徳3年12月25日。伊東大和守よりの使者が建中寺へやって来る。辰刻(午前7時)、禁裡への使者を吉原甚大夫が勤める。以下同人が勤める。同日申半(午後4時)、勅答(天皇が臣下に答えること)がある。この引次に法皇御所女院のところへ使者を勤める。女院様からは同日御答が出る。法皇様からは翌26日に御答が出る。禁裡へ太刀一腰、綿百把、白銀30枚、三種二荷。法皇御所へ同断、但し白銀は20枚。女院のところへ縮緬10巻、白銀10枚、二種一荷。