正徳5年12月1日。尾公は登城し、御座の間で御次御老中本多中務太輔が列座し、間部越前守から中納言御昇進を言いつける。御座の間で対面し、戸田山城守がこのことを披露する。その時、月次の礼を申し上げ、かつ任官かたじけない旨を同人が言上する。思いやりのある上意を御老中越前守中務大輔が述べられ、退座される。