正徳5年3月9日。永らく煩っていた目あかし庄三郎が死ぬ。近年は罪を恐れ、念仏することが多々あったと云々。天野孫作・蜷川善左衛門が勤めていた時に大罪を赦されて目あかしになっていた。昨夜、伝馬橋裏清左衛門という葺師が隣家の女房を切り殺して自害する。清左衛門の幼子が疱瘡で指をなくすと乱心して駆けまわりこの如く。