文政6年8月。去年ねこぶし(文字がなくて人物、鳥獣を書いたものを説明すること)の商人が今年は唐人笠を着て現れ、のしぶし(?)と教訓の歌をそらんじる。
文政6年8月。笠寺の御芦があつた大瀬古に着き、賑わう。京都梶原日就上人と日比津定徳寺と法論(論争)がある。翌年に詳しくあり。今年は世の中が能く、在々祭りなどが多く行われる。
文政6年8月。熱田の浜辺の家を2間(1間は約1、8メートル)ずつ南へ移動する。海辺もかなり築き出す。
文政6年7月。この月から8月にかけては御芦で大賑わいとなる。