藤井五冠が「王位戦」七番勝負で、挑戦者の豊島九段に対して、1敗スタートから3連勝し、王位戦防衛にあと1勝と”王手”をかけた。それにしても、一日目の豊島九段の「封じ手」は、プロもうなる一手だった。 まさかの「8六銀」(封じ手)だった! しかし、藤井五冠は、目もくれずに、攻め続けて、AIも「22億手目で、ようやく最善手」とするような「4一銀」という、捨て駒の銀だった。 これにはプロも想像すらしなかった1手で、まさに「あっ!小林製薬」と驚く奇手を見せたのだった。まさに「銀」の攻防だった。 この「4一銀」は、解説者などによると、毒饅頭の一手だという。毒饅頭と分かっていても取らなければ、「即、詰み」が待…