国鉄の交直流両用としての特急形電車は、1964年の交流60Hz対応の481系・1965年の交流50Hz対応の483系を経て、1968年に交流60Hz・50Hzの両方に対応した485系が登場し、本系列の統一形式名となりました。 485系では電動車ユニットが国鉄在来線すべての電化方式に対応する3電源形のモハ484・モハ485に統一されました。 485系の初期のグループでは、外観は151系の流れを踏襲しており、制御車先頭部はボンネット型を採用、冷房装置はAU12形分散式冷房装置をキノコ形ケースに収めて屋根上に搭載しているのが外観上の特徴となっています。 常磐線では1972年頃から特急ひたちでの485…