東京大学名誉教授で、現在、和光学園理事長の小森陽一氏は、2012年刊行の論文(というか手記)において、ある政治家が有権者を扇動し、騙す手口を以下のように5つに分類して解説しています。 第1の手口悪役・悪玉・適役を意図的にねつ造して、攻撃を集中させる 第2の手口抑えに抑えているうらみや怒りに働きかけ、晴らすかのような幻想を与える 3つ目の手口政策的な因果論的思考を有権者から奪う 4つ目の手口単一の争点に落とし込み二者択一を迫り、有権者に思考停止を強制する 第5の手口紋切り型の連鎖へのはめこみ ここで問題です。これら5つの手口を最大限利用し、有権者を扇動し騙してきた政治家というのは誰のことでしょう…