近鉄820系は、奈良線特急用800系の改良型で1961年に登場、Mc+Tc の2両編成8本(16両)が導入されました。 前面は貫通式で前照灯は2灯となり、客用扉はラッシュ時の対策として両開きとなりました。 登場時は2本併結の4両編成で奈良線特急などに使用されていましたが、新生駒トンネル開通後は京都・橿原線の急行や普通などで運用されるようになり、丹波橋(現在廃止)経由で京阪電気鉄道への直通列車でも使用されました。 1968年の1500V化昇圧工事の際、電動発電機・コンプレッサーが Tc へ移設されました。 1973年に実施された橿原・天理線の車両限界拡張の際はドアステップの延長が行われましたが、…