封切り二日目。 席数542の【SCREEN5】の入りは二割ほど。 オヤジ且つ不死身といえば〔ドント・ブリーズ(2016年)〕を、特殊工作員といえば〔Mr.ノーバディ(2021年)〕を思い出す。 前者は『ノーマン』、後者は『NOBODY』とされているのも象徴的。 しかし本作の主人公は『アアタミ』との名前が判明することでその恐ろしい来歴が知れる構成。 が、本作の主人公の人物像や行動原理はどちらかといえば、〔ランボー(1982年)〕×〔ジョン・ウィック(2014年)〕に近い造形か。 物語の舞台は第二次大戦末期のフィンランド。そこに{修正主義西部劇}に似た要素も盛り込み一風変わった作品に仕上げている。…