ひつじ日和で過ごすひと時、本との一期一会を快適に楽しんでいただけるよう心配りしていますと、この世にはさまざまな生き方があり、誰もがそれぞれの場所で輝いているように感じられてきます。 お客さまの余韻がインスピレーションを運んでくることもあります。 時間は伸びたり縮んだり、現在過去未来を同時に感じるようなことも。 自分がほんの幼子のようになり、またある時は老女のように思われる。 鏡に映るいつかの自分自身をみつけるたびに深い癒しに導かれます。 時間感覚が麻痺してきたついでに言いますと、「百年生きる時代」という感覚を受け入れられない気持ちがあります。 107歳まで生きた篠田桃紅さんは著書の中で、人がよ…