光文社古典新訳文庫の『19世紀イタリア怪奇幻想短篇集』を購入、読了。 19世紀イタリア怪奇幻想短篇集 (光文社古典新訳文庫) 発売日: 2021/01/12 メディア: 文庫 編訳者によれば、リアリズムが重んじられたために発展が遅れたものの、 19世紀半ば、E.A.ポオ作品の輸入と、 独自の文学運動の波によって花開いたという イタリア幻想小説から選りすぐられた9つの短編が収録されている。 主なテーマは「死者の帰還」「強迫観念」「奇譚」といったところ。 もっと変な話を期待していたが(笑)意外にアッサリした理知的なトーンで、 やや拍子抜け。 ともあれ、ネタバレしない範囲で全編についてザッと。 ■イ…