TORIAの「宿題をためこむ癖」は今に始まった話じゃない。むしろ筋金入りである。 小学校の夏毎年恒例、絵日記のまとめ書き。8月31日、焦って書き始めた絵日記の最初の一行は、決まってこうだった。「○月○日 天気…なんだったっけ?」 自由研究?それは父が夜な夜な作っていた。中学の家庭科のパジャマ?母がミシンを踏んでいた。……もう、こんな子ども他にいないってくらいの大馬鹿者。でも、そんな私に母マサコは怒らなかった。ただ、呆れていたのかもしれない。 そして、時は流れて専門学生時代。やっぱり、私は変わっていなかった。バイトに片思い、キラキラした夏を満喫しすぎたツケが、8月末にやってくる。 宿題の山。しか…