子ども達は算数の世界に生きているわけではありません。授業の導入時に、日常の世界と算数の世界をつなぐ一工夫をするだけで、学習に対する興味や関心が変わります。興味・関心が高まれば問題に対する追求意欲も高まります。 子ども達が授業についていけなくなるのは、自分の考えることのできる範疇を超えたジャンプのある発問をされた時です。子ども達が分かる授業とするためには、日常の世界から算数の世界に誘い、そして、子ども達の思考に飛躍的なジャンプのない指導の流れが必要です。考える必然性や必要感が生まれるようなストーリー性のある指導展開を工夫しましょう。 2年生「分数」の指導例 文章だけでは追求意欲は高まらない [1…