大学教授は産業界から政府を動かせといい、シンクタンク研究員はこういう安全保障環境を知って欲しいと言った。御二人の提案に異論はないのだが、参加者の顔色(当惑?)を見て、一言言っておく必要があると手を挙げた。 ・今日はサイバー空間の話だが、それだけ聞いていると「いかにも日本は遅れている」と焦燥だけを産業人は持ちかねない。 ・長く日本の「軍隊」は闘う必要がなかった。サイバー戦やインテリ能力以外にも、遅れている分野ばかりである。 との前提を確認した上で、国際環境の変化、特に米国のスタンスの変化(*1)によって「普通の国」になる入り口に立ったから、これからスタートだと述べた。 例に挙げてもらった「防衛省…