宗教的合唱曲のテキストがようやく決まった。辞書のような英文の作品の中からほんの1ページほどの、これ!と思えるものを選ぶのに、フルート・オーケストラの作曲で中断したせいもあるが、実に半年かかってしまった。まだテキストすら決まっていない時期に試作として音だけ書いたのが気に入ったので、それを何とか活かせないか、と念頭に置きながらテキストを選んだ。 序、夕暮れの無音の祈り。徐々に高まり最後は大勢で賛美歌を歌う、という前半。 インテルメッツォとして読者への呼びかけが入り、後半、天使が降り立ち目が眩む… 無音を音で表現したり、歌の中に歌があるところや、読者への呼びかけをその前後とはっきり判別出来る様に書か…