トヨタ自動車の小型車用1.6リッター・DOHCエンジンで、正式な型式は「4A-GE*1」。
これまでの2T-G型に代わって、1983年(昭和58年)にカローラ/スプリンターのスポーツグレードに搭載されたこのエンジンは、4A型を基にDOHC16バルブ化することで最高出力130馬力(グロス値)を発生。許容回転数7700rpmは当時の市販車としては驚異的なものであった。
1987年(昭和62年)にはスーパーチャージャーを搭載した4A-GZEを追加。
最終的には20バルブ化(1気筒あたり5バルブ)により、最高出力は165馬力にまで強化された。
また、AE101レビン/トレノに搭載されたスーパーチャージャー仕様の4A-GZEでは、170馬力/21.0kgmというスペックであった。
*1:当初は「4A-GEU」という形式名であった。末尾のUは53年排ガス規制への適合を意味する